ダジャレ好きグラフィックデザイナー/イラストレーター starmix(スタミ)のブログ




スタミフィルタァ

16
2010  09:30:00

デジタルトイカメラ選びで失敗しないための覚書。

デジタルトイカメラ(以下トイデジと略す)好きの私ですが、いくつか買って使ってみるうちに私なりの持論が固まってきたので、この辺で書き留めておこうと思います。

トイデジ3台集合3

私よりトイデジを愛してる人、詳しい人には色々言われてしまいそうだけど、今トイデジの購入を検討している人が買った後「失敗したー!」と思うようなことがあったらとても悲しいので思い切ってエントリー!


トイデジを選ぶ理由は何か
当たり前のことだけど、改めて書き出してみます。

もともとHOLGAなどフィルムを使うトイカメラは雑貨屋さんでよく見かけるメジャーなアイテムですよね。
アナログなワケだし、ノスタルジックでいい感じのチープさが出るのは当たり前のことです。
一方で性能の良いコンパクトデジカメが一般に浸透した昨今、デジタルなのにあえて"トイカメラ風"のノスタルジックな写真を撮ることに価値を見出したのがデジタルトイカメラです。

トイデジを選ぶ人のほとんどは既にデジカメを持っているけれど、普通のデジカメには撮れない個性的な風合いの写真や、その存在自体の愛らしさに惹かれて購入するんです。
技術の進歩のおかげである程度キレイな写真は誰でも簡単に撮れる様になったので、あえてその逆を行くような写真に魅力を感じる層の人たちの間でじわじわ広がったというところですかね。
ここ2年くらいで多くの商品を見かけるようになりました。

今は携帯電話についているカメラも高性能ですし、一般的なデジカメより安価だからとか、おもちゃとして子供ちゃんに使わせたいからという理由で購入する人はめったに居ないんじゃないかと思います(書きながら将来自分の子には買い与えたいとか思ってしまいましたがw)

あくまで大人向けに遊び心のあるデジカメとして作られているし、買う側もそれを充分理解していると思います。



選んではいけない"粗悪"過ぎるデジタルトイカメラ
本題に入ります。

トイデジを選ぶ際には、あくまで"遊び心を忘れない大人向けデジカメ"だということを念頭に置いておくべきです。
残念ながらトイデジ人気が高まるにつれて、せっかく購入しても楽しめないかもしれない商品もたくさん出てきてしまいましたからね。
注意すべきはトイデジ≠粗悪なデジカメという点ですよ。

1つ個人的に例を挙げさせてください。
先日、以前から某大手ファッション通販などでも大々的に「カワイイ手のひらサイズのトイデジ」として販売されているのと同じ規格と思われるMini Digital Cameraというトイデジを某雑貨店にて購入したのですが、これがもの凄いレベルの粗悪品で参りました。。
写真の通り見た目は普通にかわいいのですけどね。
IMG_0297IMG_0302
具体的には以下の点がもの凄く気になりました。

・乾電池単4を入れるために、ネジつきの蓋をいちいち開閉しなければならない
 まさかのドライバー必須・・・!!!
しょっちゅう切れるくせにそんなもんいちいちやってられっかー!
・その上データの記録は内臓メモリのみなので、電池切れになった時点でデータが消失する
 取り込み間に合わなかった時に「こんなことなら心のカメラに焼き付ければよかった…!」みたいな気分になりそう><
・30万画素
 てっきり300万画素だと思った…
写真プリントに耐えられないのは困るシーンも出てきそう
・windows以外非対応&ドライバのインストール必須

テスト撮影した写真。これくらい小さく見るにはイイ感じ、かな。
photo003photo001

まぁ実質的にありえないと思ったのは電池の蓋部分のみですが、他も衝撃の性能ですよ。。
価格が2000円程度に設定されているので、メーカーに「これでも頑張った方なんだよ!」と言われてしまうと確かにその通りですが、別に2000円に設定しなきゃいけない理由なんか無いのだからもっと考えて欲しいですね。
見た目はかわいいので、ただのキーホルダーとして500円で出した方が絶対に売れると思いますよ。

実際にそういった商品もありますしね。
IMG_0305-2
ちなみにこれシャッターボタンを押すとシャッター音&フラッシュが光るんですお☆


いくらデジタル"トイ"カメラとはいえ、それが必ずしも使い勝手や性能の面で普段使っているデジカメとかけ離れて"粗悪"で良いということにはならないというか、程度の問題になるので難しいところですが、写真の風合いや価格設定、ボディのデザインのバランスを含めて上手い具合に作られるべきだと思うんですよね。
でないと、せっかく買っても全然使う気にならないめんどくさくなってすぐに飽きるなどなど、ネガティブな方向の可能性が無限に広がっちゃう…!

他にも、私自身は実際に購入していませんがいくつか「これは買わないほうが良いな」と思うものがガスガス売られていますよ。
購入を検討される方はスペックなどに一通り目を光らせるようにしてください。

本当は凄くステキなアイテムなのに一部の商品がこんな感じってだけで失望され、業界が縮小したら困りますからね。。



楽しめるトイデジ選びの目安 色々

私みたいに既に何台か持っていても、試しに買ってみようかくらいのゆるゆるな感覚で挑むと痛い目見てしまうくらいなので、初心者向けに一応個人的なオススメラインを書いておきます。
割と感覚的だし、個人的な好みの域を脱しないかもしれませんが。。

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・価格は5000円~10000円
新品が5000円以下で売られているものは例に挙げたとおり失敗する率が相当高いです。
今のところトイデジ流行のキッカケにもなったVISTA QUEST VQ1005(&その後継機シリーズ)が私の中で無難なラインの最安値ですかねー。
デジカメなのでフィルムのトイカメラより初期投資は必要ですが、ランニングコストはほとんどかかりませんよ(充電池使用の場合)。
初心者は特に1万円以上出す価値があるかどうかというところも疑問で踏み出せないかもしれないので、初めは1万円以下のものをオススメします。ずっとテンションを保っていけそうだなと思える人はもちろんOKじゃないですかね。
そもそも5000円も出す気は無いという人は、トイデジを買うんじゃなくて、普通に撮った写真を後からトイカメラ風に加工するような方法を見つけると良いと思いますよ(例えばRollipという画像ジェネレータなど)。

・内臓メモリだけでなく、カードを入れてデータを記録できるタイプ
先にも挙げたとおり、内蔵メモリのみだと大概電池が切れた時点でデータ消失という恐怖の仕様だと思うので避けておいた方が無難です。
それにカードの場合PCと接続する際のドライバやOSの敷居も無いに等しいです(何しろ一般的な規格のカードの中身を読み込むだけなので)!

・持っていることが気にならないくらいのサイズ感
私のように日常の出来事を写真で記録しているような人はおそらく、普通のデジカメで撮りたい場面もあるのでトイデジと2台持ちになります。
なのでトイデジが一般的なコンパクトデジカメくらいの大きさになると荷物としてちょっと気合を入れないといけなくなってきますよ。。
これが「持ち歩くのがめんどくさい」に繋がると、たちまち使わなくなるので注意が必要ですね。
個人差ですが、持っていても気にならないくらいのサイズ感のものを選ぶことをオススメします。

・液晶モニタの有無
これは完全にトイデジを使う目的によります。
私のように「どんな写真が撮れたかな~」という気分的な楽しさよりも、「何とかしてイイ感じの写真を撮りたい!」という心意気で実質的な写真の仕上がりを楽しみたい人はその場で写りを確認できるようにモニタ付きのタイプをオススメします(価格は跳ね上がりますが)。
その場で仕上がりを確認できないことがむしろトイデジの醍醐味であるという考え方もあるので、そういった懐かしい感覚を楽しみたい人はモニタの無いタイプの方が安価ですし、良いと思いますよ。

・電源はUSBの本体充電式、又は充電式乾電池が使えるもの
カメラ界ではメジャーなCR2という電池を採用している商品もありますが、充電式の物が少ない上に(私は電池プロにて購入)コストパフォーマンスも悪いので、一般的にメジャーな単4電池などを採用している商品がオススメです。手に入りやすい上に安いですね。
本体内臓電池の充電式はライフスタイルによりけりですが、PCをガシガシ使っている私のような人ならこのタイプはオススメ。電池を入れるタイプよりもボディがコンパクトなデザインになっているし、軽量です。
内臓充電池が逝ってしまわれた際にはまた同じ型のカメラが手に入るとは限らないので悲しい思いをするかもしれませんが、随分先の話ですよきっと。

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パッと出てきたポイントは以上ですね。
「そういえばここも重要!」とか後から出てきそうですが、これ以上挙げるとキリがなくなってくるのでとりあえず今回はこの辺で。。
トイデジってすごくミニマムに作られているので、目的や好みに合わせてどこかしら妥協して選ぶ形になってしまうと思いますが、ここに挙げたようなことをイメージしながら検討すれば大失敗は起こらない…はずです!



ちょうど良い距離感を見つける

全体通して割と目をギラつかせて、まぁ落ち着けよwってくらいの勢いで色々熱弁しましたが、トイデジ好きの私でも気がついたら随分使っていない時もありますし、しかも無きゃ無いで全然寂しくなったり困ったりしないのでそのまま離れて行きそうになったりしますよ。
でもふと目についたタイミングで持ち歩いてみるとやっぱり退屈な時間が楽しく過ごせたりするところがゆるーく病み付きですね。
普段は見えないものが見えてきたりもするので不思議です。
例えば前にこのブログで書いたこともありますが、散歩とか全くしない私が急に撮影散歩に出るキッカケになってくれたりするんですよ。それがまた色んなキッカケに繋がっていったりもしますね。

私の場合はこんな感じですが、今購入を検討しているみなさんにも是非、心地良い距離感でお気に入りのトイデジと付き合っていってほしいなと思います。
本格派のカメラと違ってフットワークが軽く、何もかもゆるいのが良いところですから、気の向くままにトイデジライフを楽しんじゃいましょうー!



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3 Comments

鉄  

初めまして☆彡 大変参考になりました!!! フィルム一眼カメラとコンデジを使用してます。 今度トイデジを買おうと検討してました。 やはり安い物はいけないですね・・・。 

2012/05/15 (Tue) 10:57 | EDIT | REPLY |   

愛機はミニデジ(笑)  

これがトイデジだと思ってましたが粗悪品ですか!?(笑) 
値段は1500円くらいなので、低価格の粗悪品と言われれば粗悪品かもしれない。
電池式のうえに内蔵メモリに記録、という点では昔の10万画素くらいのローテクな感じがしますが。
メモがわりに使うには画像サイズ的に良いので、普通に使ってます。
たいして美術的センスもないので、これはこれで面白いと思ってます。

2016/07/19 (Tue) 10:55 | EDIT | REPLY |   

pacopaco  

面白い記事でした。

最近はスマホの性能が良すぎて、トイデジを疎かにしているので、
ちょっとしたときにも使おうと頑張り始めてます♪
ローライのMiniDigiと、デジタルはりねずみだけですが、
チョコチョコ使ってます。
また、トイデジのブームが来たら良いなぁ(゜∇^d)!!

2016/11/21 (Mon) 19:51 | EDIT | REPLY |   

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