ダジャレ好きグラフィックデザイナー/イラストレーター starmix(スタミ)のブログ




スタミフィルタァ


25
2011  18:30:00

A4チラシ作成でクオリティに差が出るカンタンTips(ビギナー向け)

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仕事やイベントごとでちょっとしたチラシを作成する機会って製作の仕事をしている人以外でも結構ありますよね。
私は職業柄「これ自分で作ったんだけど、空いた時間で軽く修正してもらえると助かる」というような要望がかなりの頻度で来るので、おこがましい話なのですが、今回はデザインの心得が無い人でも覚えておくと地味にワンランク上のクオリティになるTipsをまとめておきます。

ガッツリとしたデザインの心得ではなく、あくまで製作職以外の方がちょっと気にかけるだけで良くなるポイントのみ。
良いなと思ったところだけ参考にしていただければと思います。


●マージン(外側の余白)は上下左右1cm程度は確保する

officeのPowerPointやIllustratorなどなど、レイアウトの自由度が高いソフトを使う場合は特に、用紙のかなり端っこまで文字や写真を配置してしまっている人を良く見かけます。
これをやってしまうとかなり圧迫感が出てしまったり、メリハリがつきづらくなってしまうので注意です。
あくまでA4サイズの紙の場合ですが、1cm~1.5cmくらいは余白として残しておくのがオススメ。


●色数は多すぎず、少なすぎず


色数が多いとまとまりづらい、目がちかちかするというような考え方は多くの人にあるようなのですが、逆に同系色ばかり使っていてもメリハリに欠けてどこを見て良いか分からないようなぼんやりした画面になってしまいます。
ほどほどに色数はあった方が良いです。
色が与える印象、相性の良い組み合わせ等を調べて黒+3色くらいを目安に選んで、それを「重要事項」「見出し」「アイコン」「ライン」など、使う箇所や項目に予め結びつけておけば自然と統一感、まとまりが出るはずです。
参考:「カラー配色事典」http://fkm.sakura.ne.jp/index.html


●黒の濃淡を上手く使う


詳細説明の文字や罫線などには「普通に黒を」と思うかもしれませんが、全体に「真っ黒」を使うのはおススメめしません。
黒に近いグレーを使ったり、黒いラインには薄いグレーを使ったりすると"文書"から"製作物"という雰囲気になってきますよ。


●文字の大きさにメリハリをつける

重要になるのは詳細説明の文章の文字の大きさです。
一番小さな文字でも10~15ptに設定する方が多くいらっしゃるのですが、A4サイズの紙の場合はプレゼンボードやウェブと違って遠くから見るものでなく、光がチラついたりもしないので7~9pt前後がちょうど良いです。(お年寄りターゲットの場合はそれ以上)これを基準としてタイトルや見出しなどの大きさを決めることをオススメします。
小さく追加したい注意書きは5、6ptで充分ですし、逆にタイトルは文字数によるところですが余白のラインギリギリまで大きくしても良いですね。
タイトルも文章という感じで長い場合は2段に分けても変じゃないと思いますし、大切なのはメリハリです。
優先順位をつけながら文字サイズの調整をしましょう。



●ソフトで用意されている装飾機能を調整無しでそのまま使わない

PowerPointやWordのような一般家庭で使われるようなソフトからIllustratorのようなプロ仕様のソフトまで、「ソクセキでこんな修飾ができちゃうよ!」という機能は用意されているものです。
ですが、これをそのまま使ってしまうと途端に素人っぽい雰囲気になってしまうんですよね。
ここが素人っぽさを抑えられるかどうかの最も大きな分かれ道かもしれません。
 
例えばofficeの場合以下の点に気をつけてみましょう。

・オートシェイプのフチは消す

良く見かけるパターンですが、オートシェイプ(ふきだしや角丸の枠、矢印などなど)をデフォルト設定の黒の細いフチ付きで使っていたり、その中に入っている文字がまたデフォルトの黒だったりします。
例えば「ここが重要!」という文言のふきだしの場合、オートシェイプ自体は濃い目の赤(フチ無し)にして、文字を白にすると良いですよ。
いわゆる白抜きというやつですが、何かを強調する方法の基本です。

・角丸ツールの丸みは必ず調整する
これもオートシェイプの機能です。
角丸の四角を使って例えば全体を囲むような枠であれば大きく丸みがあっても良いですが、小さな項目を囲むのに丸みが大きすぎるのを見るといつも「この人は調整してないなー…」と思います。
逆にハッキリ四角で囲みたい場合も、無機質な四角のツールではなく若干角丸の四角を使った方がチラシとしては自然かもしれません。

・目立たせたい文字に一発できる文字修飾機能を使わない
「オレンジで3Dっぽいうねりがあってとにかく派手!」みたいなバージョンを良く見かける文字修飾機能ありますよね。
こういった機能を安易に使わないのがオススメ。
文字のサイズや色、枠、影など、シンプルにカンタンに出来る修飾は他にたくさんあります。
ゴテゴテさせずに目立たせましょう。
参考:http://withd.jp/dtp/tips/030101/2953.html



●「レイアウトが退屈すぎる、堅すぎる」と思ったら、どこか一箇所だけ外してみる


「素人っぽさを無くしたい」と念頭に置きながら製作に取り組んでいると、無難な方無難な方へと進めてしまい「何だか規則的に並べすぎて事務的なチラシになってしまったなぁ」と感じることがあると思います。
そうなってしまった時はどこか一箇所だけ「外し」てみましょう。
プロっぽい「外し」方は色々あります。
例えば、一つ目に挙げた「マージン(外側の余白)は上下左右1cm程度は確保する」というオキテを破って写真を紙の端まではみ出させてみるのも良いですし、「重要!」という文字を斜めにしてみるのも良いです。
こういった1,2箇所の「外し」が1つのメリハリになります。
「素人っぽさを無くす」ということが必ずしも「統一感を持たせる」「規則性を持たせる」「派手な要素を取り払う」ということではなく、少しアンバランスであることがむしろバランスの取れた状態とされることはかなり多くあるので、試しに「これは良い」と思うチラシを見てどこに「外し」箇所があるかチェックしてみると良いと思います。

慣れない方には、一通り規則正しく画面を作った後でどこを「外し」たら効果的か考えるという手順がオススメ。



●最後に
なかなか全部を気にかけながら作るのは難しいかもしれませんが、全部を作り終えた後に少しだけ思い出して修正をかけてみるとクオリティがぐっとアップするかもしれません!
是非一度試してみてください。



オススメリンク
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●テンプレート
・Power Point資料を見栄え良く!デザインTIPS紹介
http://licenseonline.bbss.co.jp/use/design-ppt.shtml
アイコンやアクセント部分に役に立ちそう。

・春夏秋冬111個の飲食店に使える店頭用ポスター無料テンプレート集
http://eternal.ac/2010/08/poster-template.html
イメージどおりのテンプレートがあったら儲けもの!

・officeオフィシャルサイト
http://office.microsoft.com/ja-jp/templates/CT010143278.aspx


●テクニック
・チラシの作り方
http://tirashi.srm-web.com/
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