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2010  22:17:02

【映画】「ニューヨーク,アイラブユー」を観ました。

ニューヨーク,アイラブユー」を観てきたので感想を。

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何人かの監督が各々違ったストーリーを撮り、それらを一連の流れとして編集して映画にする"アンサンブル""オムニバス"というジャンルがあるのをご存じですか?

私個人的には馴染みの無いジャンルでしたが、本作はまさにソレで、「花とアリス」や「スワロウテイル」「PiCNiC」で知られる岩井俊二氏も監督の1人として参加している作品です。

前回フランスを舞台に作られた「パリ,ジュテーム」に続く、シリーズ第二段ということらしいですね(しかもすでに次回作も決まっているとか)。


こういった風変わりな作品には全く興味がなかったというか、「せっかく映画館に見に行くのにしらけちゃったらどうするの?」とか「せっかくDVDを借りるんだから定評のある作品が良い」とか思ってしまってなかなか観る機会が無いのですが、終わってみるとたまにはこういう作品も悪くないなという気分に。
というか、最近かなり映画館に映画を観に行く回数が増えたのが原因かも?映画鑑賞という遊びに目覚めたのかな?w

koya14に「絶対に面白いよ!(根拠はないけど)」と言われて観に行くことになったんですが、実はオフィシャルサイトをちらっと見ただけで予告編すら見ないで行ってしまったので、見る前はいかにも女子が好きそうなありがちなラブストーリーかと思っていましたw

なので見始めたら全然イメージと違う展開でビックリしましたが、なかなか楽しめましたよ。
ちょうど友人から他の友人の恋愛話を又聞きするような感覚というか、感動とか感心とかは特にないけど、単に「へー」とか「ふーん」と思うような。
いろんな愛の形、男女の関係があるなぁと何となく頭の片隅に小さな引き出しが一つ増えましたね。


でも残念な点も。
色々な形で完結するショートストーリーの連続という形式ならではの面白さはありましたが、それぞれのストーリーの境目が割とハッキリしていて、あまり絡み合っていなかったのが残念でしたね。
せっかくニューヨークに住むカップルの映画と銘打っているのだから、もっとそれぞれのストーリーに登場する人物が関連しているシーンが多かったりすると面白いと思うのですが、これはやっぱり監督が何人も別々で動いてるからとかっていう大人の事情かな…?


岩井俊二氏が監督したのがどのストーリーなのかは後から知ったのですが、言われてみれば「そりゃそうだw」って感じの部分でした。
音楽制作の仕事をしている男(オーランド・ブルーム)と、監督アシスタントをしている文学少女(クリスティーナ・リッチ)が、お互い顔を見たこともないのに電話だけで恋愛をしているお話が出てくるのですが、男の部屋でジブリの作品が流れていたりするのです。

それも結構な存在感でwww

監督の単なるイタズラ心かな?w
このお話はなかなかキュートでステキな感じだったので、むしろこれだけをクローズアップした映画が見てみたいと思いました。
実際結構似た感じの映画があるみたいですけど(もしかしてオマージュの元作なのかな?)、私はこのキャストで見てみたいんですよね。
2人とも好きだー。


以上。
良い意味でスルー出来ちゃう、疲れない映画を見たい時にはオススメですー。

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