09
2010 20:00:00
初めてのカバン修理。
先日、私の一番のお気に入りのカバンが壊れてしまったんです。
たしか5年くらい前に家の近所のリサイクルショップで一目惚れして500円くらいで買ったものなんですが、見た目より大容量だし(でかいカメラも入る)ボタンワンプッシュで開くし、しかも素材的に劣化があまり無いので安心しきって何も気にせず超ヘビーに使い倒していました。
そんなこんなで酷使しすぎていたせいか、持ち手の付け根と斜めがけの紐が交差する部分(かなり特殊な構造)がいきなり裂けてしまって…これじゃいつちぎれてしまうか気が気じゃなくて持ち歩けませんよ!

ってことで当然修理を考えるワケですが、元値が元値だから修理に高額かけるのは本当にバカらしい。
でも何しろ超ヘビロテで私の中の鉄板だし、この形のカバンは結構特殊で全然見かけないので新しく買うことも出来ない。。
内側についてたタグには"流行屋"と書かれていましたが、ぐぐっても特にそれらしいブランドはヒットせず。。
とりあえず修理はどこかにお願いするとして、近くのお店に突然行って「お願いしますー」みたいな感じだとそもそも「これは直せない」って言われて無駄足になる可能性もあるし価格感も解らないし…色々心配すぎる!
カバンの修理自体が人生初だったので(え、おかしい?)、勝手が全くわからなかったんですよねー。
ということで、ネットで相談できる業者さんに何社か見積もりを出してもらいました。
ザックリ感満載の見積もりで最終的に想定より高額を取られるのが一番嫌だったのでカバンの状態が詳しく解るように写真を5枚くらい送りましたよ。
相場を知る為にも6社程依頼をかけましたが、答えは本当にマチマチで「これは合皮製だから直せない」というところから「取っ手ごと全部取り替えれば2万円弱で直せます」というところまでありました。
そんな心が折れそうになるようなメールが続々届く中、「皮を当てて補強する程度でよろしければ2000円~3000円でやりますよ」というお店があったので、即決でそこに依頼することに!
メールで頂いた見積もりと、サイトからとれるクーポンをプリントして持ってくるように言われました。街の修理屋さん的なところなのにその辺意外としっかりしてる~。
それがこのお店↓
●チャップリン

武蔵小山、戸越銀座、久我山に1店舗ずつお店を構えています。
宅配便で送って修理後に送り返してもらうのでも良かったのですが、送料もかかるしそもそも都内に出ることが多いので、職場から近い戸越銀座をチョイス。
東急池上線戸越銀座駅から徒歩1分という立地です。
遊びに出る前や後にちょこっと寄れる感じで助かりました。

以前Sogenがこんな記事を書いていたのを思い出して相談したら、「都内の店は高いし時間もかかると思うよ」と言われていたので、このお店も見積もりがどうあれ実際は高いかもしれないし、良くてもどうせ見積もりの上限いっぱい取られて仕上がりも数ヵ月後みたいな流れになるんだろうと思っていたので、結局2000円で2週間という良心的な対応で受け付けてくれることになった時は人柄っていうかお店柄?の良さを感じました。
後に2週間という約束のところを1週間で仕上げてくれることをこの時の私はまだ知りませんでしたが。
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1週間後に「仕上がりました」の連絡があって、ちょうど都内に出る予定もあったので早速取りに行きましたよ!
全然気にならないくらい、スッカリ直ってるーーーー!!

何?直した部分が良く分からないって?
これが、こうなったんですよ?

接着してあるだけじゃなくて、内側に革が当ててあるので再発の心配はあまり無さそう。
バッチリ過ぎます(泣!!
店員さんが愛想無さ過ぎて不安になったけど、そんなのはどうでもいいことです。
本当にありがとうございました!
●帰り道に気づいたこと
取りに行ったその帰り道に、行きに使っていたバッグから早速中身を移し替えて使うくらいこの子がお気に入り…!
もったいないとかエコがどうとかっていうことは全く考えていなくて、単にそれくらい好きだから修理をお願いしたんだと思います。
私がこんなに執着してる持ち物ってあんまり無いかもなぁってしみじみ思いました。
もともと自分の持ち物については「気に入らないんじゃ困るけど、自分の中のボーダーを越えていれば特にこだわらない」みたいな所があるので、今回のようなことは割と珍しいです。
26年も生きてきて超今更なんだけど、物に愛着を持つことの楽しさを実感したのかも。
何か新しい事を始める時も、決して「形から入る」タイプ(テニス始める前にスコート買っちゃう的な)ではなかったのですが、気に入った物をそばに置いて使うことはモチベーションにも繋がるしすごくステキなことだなと思ったので、これからはそういうのもアリ…なのかな!
そんな当たり前のことにやっと気づいた2010年夏。
