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2015  23:02:00

「屍者の帝国」 #アニメ #映画 #レビュー

伊藤計劃原作「屍者の帝国」



既に病死している伊藤計劃さんの遺作で、生前交流があったという経緯で円城塔さんが引き継いで完成させた原作小説の劇場アニメです。
実はあまり観る予定はなかったのですが、友人に誘われて観てきたのでレビューを書いておきます。

「Project Itoh」2015年劇場アニメ化公式サイト

ノイタミナムービー第2弾『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』2015年劇場アニメ化。イラストレーターredjuiceによる描き下ろしビジュアル発表!




正直言って苦手な人も多いかもしれませんが、予告編が大丈夫な人であれば楽しめる作品だと思います。
私は「苦手かもしれない…」と思いながらも気になったので見に行った結果、若干ぐへぇとなってしまいました(汗。

あらすじを少し紹介しておきます。
時代は19世紀、屍体の蘇生技術が発達した社会というトンデモ設定です。
屍者は、一度死んだ人間にOSをインストールして動かすという概念なので、命令されたこと以外は出来ず、ロボットのような扱いで様々な労働力として使われており、完全に社会に溶け込んでいます。

主人公のワトソンは蘇生技術者で、亡くなった親友フライデーを無許可で蘇生させたため、国から目をつけられてしまいます。
しかしワトソンが凄腕の技術者だったこともあり、国は彼を捕らえるのではなく、屍者技術の禁書を探し出して手に入れろという任務を命じます。
その旅でワトソンは屍者にまつわる大きな陰謀に巻き込まれ、生と死、屍者という概念と向き合うこととなります。

生と死、最後の方は少し宗教的なテーマも絡んできているのでしょうか。
底なしに重いテーマを扱っている割にはSF感も満載なので、「もしかしたら、コンピュータ技術の革新がこちらの方向に進む未来だってあったのかも?」くらいにとどめてくれる、ちょっと不思議な浮遊感のある作品だなと思いました。
映像美に関しては予告編で期待していた通り。アニメファンは一見の価値有りです。

フランケンシュタイン、カラマーゾフ、エジソン、ワトソン、アイリーン・アドラーなど、登場人物の多くは歴史上の人物や有名フィクションの人物で、そのあたりが詳しいとより楽しめるのかなと思います(サラッと登場したエジソンはあまり物語にからまないけれど、群をぬいてすごかった印象wさすが発明王ww)。
そして何より、観た後に伊藤計劃さんの作品を円城塔さんが引き継いで完成させたという形も、主人公ワトソンとフライデーの友情のようだなぁと思えて、いろんなところで妙に現実と紐づいている感じも不思議な浮遊感に繋がったのかもと思いました。

おまけ


COCOAR2というアプリを使って劇場版特典のしおりをスキャンすると、声優の細谷さんと花澤香菜さんが屍者の帝国原作を朗読してくれるというプロモーションもしていました。
時間は3分半と短いですが、特典としては嬉しいですね。
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iOS版:https://itunes.apple.com/jp/app/cocoar2/id867328953?mt=8
android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.slab.sktar&hl=ja


Project Itohは3作品。「屍者の帝国」「ハーモニー」「虐殺器官」


Project Itohはこの「屍者の帝国」の他に「ハーモニー」、「虐殺器官」という作品もあります。
残りのどちらの作品もまた生、死がテーマになっていそうなので、私は観るか迷います。。
「ハーモニー」はもう公開している映画館も少なくなっていますが、都内だと一部まだ見れるみたいですので興味ある方はお見逃し無く!
「虐殺器官」はアニメ制作会社のマングローブが自己破産したことで製作が遅れているみたいですね。





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